2009年10月19日

下田焼 

湖南市の伝統工芸「下田焼」



江戸時代に京都から伝わったのが始まりですが
一度途絶えたことがあるそうです。

しかし現在は湖南市伝統工芸会館内に窯があり
小迫一さんが伝統を受け継いでいらっしゃいます。



小物から大皿まで様々な形の作品があり
色合いは藍色・・・。


先月、都内で開催されていた片岡鶴太郎さんの絵画展に行った時に
鶴太郎さんのおっしゃっていた言葉が印象的でした。

「自然な色にイヤな色はない。」

現在は人工的に作られた色などが様々あり
えげつない、受け入れがたい色もある。
けれども自然な色は人間にすっと受け入れられる色・・・。


藍色はまさにそういう色だと思います。

こちらには普段使い出来る作品がたくさんありました。
そして伝統の手仕事体験が出来ます。


実は私は春に帰省した際に絵付け体験をさせて貰いました。
その時の作品がこちら



そして焼き上がったのがこちら



私は絵心があまりないのですが
大好きな下田なすを描いてみました。いかがでしょう???

この体験の様子は館内で紹介されています。



他の方の作品とともに私の作品も。



皆さんも伝統の手仕事体験や
お気に入りの器を見つけに訪れてみてはどうでしょうか??



近江下田焼陶房(湖南市伝統工芸会館内)

電話:0748-72-7444


Posted by 中島静佳 at 23:09 Comments( 13 ) 伝統工芸

2009年07月04日

近江木綿正藍染 紺喜染織

皆さんは藍染体験をしたことがありますか?

どのくらいの方が経験あるのでしょう?



今回、湖南市内にある藍染の工房にお邪魔してきました。

湖南市下田にある「紺喜染織」さん

江戸時代中期に京都より伝わり、伝統を守り続けているという工房です。

大正時代は多くの農家で自家製織されていたのが今ではこの地域で一軒のみ

藍の栽培から発酵、染色、織りまで昔の技法を守り続けているそうです。



そういえば、小学生の頃に授業で藍染をしたことがあったのですが

「ここの工房にお世話になっていたのかしら?」なんて昔を思い出しながら

ハンカチの染体験をさせて頂きました。


まずは出来上がりを想像しながら

(と言っても、これが難しいのですが)

ハンカチを折って糸でしっかり縛っていきます。

そして藍がめに浸けます。



青より濃く、紺より淡い藍色。

独特の色合いですが、実は、ハンカチを浸けて持ち上げた直後は茶色のような色で

それが空気に触れると、みるみる藍色に変わっていくのです。不思議な変化です。




世界にたった一つのハンカチです!!

想像した通りに出来上がったかは?ですが、それも良い思い出です。


旅の思い出に工房で色々とお話を伺って

伝統の手仕事体験なんていかがでしょうか??



〈紺喜染織〉
住所・湖南市下田1530  電話・0748-75-0128
※染体験は要予約



      ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


前回のブログにコメントの書き込みありがとうございました。

滋賀にお住まいでも湖南市を訪れたことのない方がいらしたり
また湖南市在住の方からの書き込み
同級生なのかしら?という方の書き込み
はたまた、湖南市を初めて知りましたという方がいらしたり

とても嬉しく思いながら読ませて頂きました。

是非、地元の方からは湖南市の魅力を伝える書き込みもお待ちしています。
情報交換の場となれば嬉しい限りです。


Posted by 中島静佳 at 09:00 Comments( 13 ) 伝統工芸